2013年6月25日火曜日

コンフェデ杯 日本代表の立ち位置

コンフェデ杯、日本代表は三戦全敗のグループ最下位で大会を後にしました。

メディアやネット住民の方たちが、戦犯を探したり、ザック解任を論じたり、いろいろな意見が出ていますが、個人的には最下位で終えることに驚きもなければ、失望もありません。

そもそも、コンフェデ杯の立ち位置って予行練習ですよね?

負けたら意味がないと言いますが、負け方によるし、選手それぞれが自分に足りない所を確認できただけ良かったと思います。

グループを見ても強豪国揃いだし、日本代表が下手に勝つよりはメキシコにも負けて良かったかなと。

今大会で思ったことを書いていきます。

まず、試合の進め方、技術だけではないチームとしての戦い方を上手くしなければいけない。

例えば、イタリア戦の二点目。
つまらないミスをしてしまった、、、と嘆く吉田。違います。勿論ミスは少なくするべきですが、周りも常に準備しなくてはいけないんです。
強豪国ならあれが内田のオウンゴールになりません。
何故なら、あそこで取られても適切なポジショニングをしていれば防げたからです。

とまあ、極端な例ですが(あのゴールはどう考えても吉田に責任はあると思います)

つまり、ミスをする前提で90分戦わなければ強豪国と戦う事はできないということですね。

今大会、ミスが少ないのはスペインくらいで、ブラジルもイタリアも結構ミスが多いです。
特にイタリアはかなりミスが目立ちます。
それでも、ブラジル戦はいい勝負しますし、メキシコにも順当に勝つんですよね。

それは、いつも準備しているから。90分のうち、どれだけ試合展開に集中出来るかの勝負です。

マイボールの時は、常にマークを外し、どうやって味方をフォローするか考えなければいけないし、マイボールじゃない時は、ゾーンのポジショニングやどうやって相手を抑えるか考えなくてはいけない。
考えてない選手はいない、、、と言いたい所ですが、日本選手はボール遠いし大丈夫だろ、、、からのロングボール→落とし→失点。
ブラジル戦のネイマール、パウリーニョのゴールはそういう失点でしたね。

サイドでの攻防の時こそ、ボランチのポジショニングが試される。



ふたつ目は、得点が取れる選手が少ない。

実は得点を取っている選手は岡崎と香川くらいで、本田と前田、清武、ハーフナーなんかは得点を取っていません。(本田のPKは除く)

シュートが全く可能性を感じない選手達をこんなに抱えては、それは、、、と思ってしまう。
もっと言えば、遠藤や長谷部のゴールがないのも物足りない。ブラジルのパウリーニョは得点取ってますし、ミドルが上手い選手がいても良いかなと。

これからの日本代表にはシュートの上手い選手が必要です。
イタリアがヒントをくれてますよ。
バロテッリはポストプレーやスペースを作る動きがそんなに上手いわけではありません。(下手というわけではない)

フィジカルとシュートの上手さを最大限に活かそうとしていますよね、チーム編成からみても。どれだけバロテッリに打たせるか、、、だと思います。

それを見たら、前田がスペース作って〜とか、清武の周りを活かす〜とか、結構どうでも良いかなと思ってしまうw

それよりもシュートをバンバン打つ選手。一発がある選手を使った方が良いかなと思います。
やはり、柿谷を推したくなる。

今の前田やハーフナーなら、柿谷の得点力が見てみたい気が本当にします。

戦術云々ではないんだよなー攻撃に関しては、、、、と個人的には思うんですよね。崩しは十分香川と本田や岡崎、またサイドバックで出来るんだから、あとはフィニッシャーなんですよ、、足りないの。香川をフィニッシャーにするなら崩しに加わる選手が必要だし香川のポジションは前でしょ、と。


因みにDFが足りないとは思いませんね。吉田が叩かれてますけど、JリーグのCBは吉田以上ではないという現実。

勿論、他のJ選手もポテンシャルはあるとは思いますが現実問題、選ばれてる以外の選手がネイマールやバロテッリ、エルナンデスを完封できるのか?
答えは否。恐らくどの選手でも今以上の結果は出なかったでしょう。もっとひどかったかもしれない。

それよりも、CBを対人に集中させるためのフォローが前の選手には必要。
そこで次に繋がるわけですが、



三つ目。
走り回るハイプレスが必要。

あのテクニックが華麗なブラジル選手が、今大会はめちゃくちゃよく走る。
ボール持ってる選手に2人や3人で囲みに行く。

スコラーリが徹底してる所でしょう。
さすがW杯優勝監督。

コンディションが悪かったとはいえ、格下の日本代表が走り負けていたらそれは勝てません。

あのブラジルのマイボールじゃないときのハイプレスは一時期のバルサですね。二列目にネイマールやオスカル、サイドバックにマルセロやらサイズの小さい選手を置いている分、体の強さではなく、走力でのフィジカルに重きを置いている気がします。

ここは日本代表もマネしなくてはいけない。
90分のうち、自分達のペースじゃない時間にやりたいですね。使い分けが大事。




こんな所でしょうか。

まだまだいろいろと細かい所はありますが、この三つに関しては必ずプラスにしかならない正論しか言っていません。
一年間でここに書いた事が、どれだけ改善されていくのか、自分は楽しみながら代表戦を観たいと思います。

2013年6月16日日曜日

決定的な差 コンフェデ杯 ブラジル戦を終えて

コンフェデ杯、ブラジル戦は0-3で完敗。

内容的に勝機があるようには思えなかった戦いぶりに日本全国で落胆の声が上がっているように思います。

世間の論調ではザック解任まで飛びたす始末。

またか、、

と言いたくなります。

どうやら、日本はいつの間にか強豪国に結果で負けても内容で良くなければならないし、コンディション不良の選手を使うと監督が批判されるようですね。

今回のブラジル戦は確かに壁は高いなと感じるような内容でしたし、日本代表自体、準備出来てないと思うような動きでした。

だからと言って、監督を代えろと言うのは浅はか。

個人的に改善案を持ってなく批判するのは卑怯ですね。

監督を誰に代えればブラジルに勝てるんでしょう?

恐らく、誰が監督になっても今現在でブラジルに勝つことはかなり厳しいでしょうね。

安易に改善案を出さず批判をするのはやめていただきたい。しかし、日本代表が不甲斐ないなら、鼓舞するために批判するのはアリです。
もっと戦う気持ちを見たかったなど。



さて、ブラジル戦。
どういった所が敗戦理由だったか、個人的に分析していきます。

個の力、個の力と言われていますが、そもそも個の力って何だ?って話から。

一般的に個の力=独力で突破する力
という感じになっているかと思います。

局面をコンビネーションで打開するのではなく、ドリブル突破などで打開。
守備に関しては、1対1で負けないこと。まあ、攻撃でも同じですね。

それは大分認知されるようになりました。
そして、勤勉な日本人ですから改善されてきている。
内田がネイマールと攻防してたのを見たし、吉田が競り負けていなかったりと全て勝っていたわけではないですが、全て負けていたわけではない。

個人的にはブラジル選手との個の力で決定的な差はもっと違う所にあると思います。

それは、1対1ではなく、2対1の状況で勝つこと。

もっと目から鱗な話かと思った方にはすみませんが、実際にここの差が違う所なんです。

日本代表をこの視点で見て行くと、攻撃に関しては複数人に囲まれた状況で最低限ボールを取られなかったプレー、取られてもファールだったプレーをしていたのは香川と本田のみ。

残念ながらその点では、岡崎、清武、前田(乾は時間短過ぎなため)は全く歯がたたなかったですね。清武の前半20分過ぎだったかな?辺りのプレーは典型でパスを貰っても第一にキープするでもなく、前に行くでもなく、パスする相手を探して1人に気を取られ2人目のマルセロに簡単に取られる。
そういったプレーはチームを守備に回すのでやめてもらいたい。

日本選手のダメな所なんですが、自分がラクしたいからのパスが多いのです。パスカットが一番怖いというのは周知の事実なのに、なぜ分が悪い中でパスを選択するのかは疑問ですよ。

本田と香川に関しては必ずと言って良いほど、まず味方が貰う位置、体勢になければ自分でキープして探す。もしくは独力で突破しようとする。
バックパスも体勢悪い時にはしない。

本当にこの差はデカイです。

ブラジル視点で見れば分かりますが、そういうプレーをしている選手ばかりです。

勿論、向こうもミスはしますが、自分がプレスかけられてヤバイからなんでもいいやパスをしちゃえ(←言い方悪いですが心理的にはこんな感じ)というプレーはまずない。

特にしちゃいけないのは攻撃陣もそうですが、ボランチだったりします。

そして、ボランチ2人はそんなプレーをここ最近、毎試合しているように思います。

特に遠藤。コンディション悪いのかは分かりませんが、判断がもう悪過ぎてことごとくパスカットされている。
なぜ、あんなにパスカットされているか、、、さっきも言いましたが日本代表の試合で複数人にプレスかけられキープするような選手は本田と香川のみで、あとの選手はパスが第一なんです。

特に遠藤は顕著で、キープしようともしないし、前が空いていてもドリブルで持ち上がらない。

そりゃ、守備する側にはキックモーション入れば、あ、パスだな、、、ですよ。
だから、すぐ取られるのです。

長谷部はまだ良くて、前に持ち上がろうとしたり、フリーランしたりとしていましたが、遠藤に関してはどうやら勘違いしているようだなと。

昔、シャビがどうとか言ってましたけど、シャビがパスを捌く上手さ以前にキープ力が凄いというのは見ていないのか…と。パスを捌くやり方を勘違いしてるんじゃないかと思いますね。

パスコースがないなら自分で作らなくてはいけない。

周りのサポートがないと嘆くのは、自分がアクションを起こした時に嘆いてほしい。
もっと動いてくれと言うなら、まず自分でパスコースを作るよう持ち上がったりキープして時間を作ったりとしなくてはいけない。


この間の記事で対戦相手のブラジル代表パウリーニョが言っていました。ボランチは1対1に強いのは当たり前で、そこからいかに攻撃に顔を出せるか。いつも楽しんでやっているよと。

日本代表のボランチで1対1に強くて攻撃に顔を出せる選手はいませんよね。
攻撃に顔を出すというのは組み立て以前に守備に強く、守備から持ち上がって得点力がなくてはならないということ。

現代のボランチはそういうプレーが求められているのです。

これは、意識次第でどうにでもなること。昔、長谷部はやっていたと思うんですよね、、、ミドルだったり、ドリブルで前に運んでパスコース作ったり。遠藤はパスに専念していましたが、やはり今より前に持ち上がったりしていた。

いつの間にかしなくなってしまったし、ブラジル相手ではまずしない。

しかし、出来なくはないのです。意識の問題ですよね。

今更、選手の技術をあげるのは難しいですが、意識次第でプレーは修正できる。

囲まれたら、ブラジル代表はもっとこい、突破してやる、、、ですが、日本代表は、どうしよう、味方助けて、、、ですよね。本田や香川はブラジル選手に近いですが。

ビビってるとはこの事。
そこの差がブラジルとの差。

実は、今回のブラジルはそこまで強くないです。
クロスが全く合ってなかったし、コーナーなども驚異ではなかった。

強豪国とやる上でコーナーで点が取れないブラジルは結構キツイですね。

そのブラジルに、最初からビビってる選手が何人もいた。
そこが敗戦の理由。

ザックの戦術以前の問題です。

次のイタリア戦はネームバリューで決めない事。

もっと意識を変えればプレーは変わる。

点取ってやると思う選手が何人もいれば、勝てるはず。

そこを見たいと思います。

2013年6月6日木曜日

W杯出場決定!日本代表のこれから

サッカー日本代表がW杯出場を決めました。

結果は褒められたものではないですが、内容自体は悪くなかったように思います。
決定力不足とか言われますが、あれだけの人数を崩してゴール前に迫っていたし、オーストラリアがよく守っていたと考えるのが普通かなと。

とにかくW杯出場を優先していたわけでどんな形だろうが決定させたのは良かったですね。

内容が悪くないとは書きましたが、それは一部選手が及第点だったというだけで、物足りない事は否めなかったと思います。

良かったのは、本田と香川のコンビネーション。

良い距離感で香川は本田を上手く使っていたし、本田はキープして香川の良さを引き出そうとしていた。

ただ、もうワンランク上にいくなら三人が絡まないといけない。
オーストラリアがまた香川だろって分かってブロックしてましたからね。

最低でも三人が絡まないとシュートまではいけないです。

その点で物足りない感じでしたね。

左サイドを崩す形は出来ていてあとはフィニッシュ。
1トップなんですが、その1トップが点とれる位置にいなかったり、、、

前田は最低限、守備やスペース空け、ファール誘いなどしていましたけど、点を取る事を忘れてしまっている。
やはり、その点ではポジションをサイドに動かしすぎなのかなと思います。
動きすぎ、、、ですかね。
1トップなのだから、サイドで受ける回数を減らさないと。

メディアでは、ザッケローニの采配ミスなどと言われてますが、栗原を入れたのは長友を前にあげたかったから。点を取りに行ったんですよ。アジア杯決勝でもやった采配。
現にその後、長友が独力でシュートまで行きましたし。

その後、アンラッキーなゴールのあと、高さのハーフナー。クロスが良い清武。

どこに采配ミスがあるのか?

清武に関しては、監督の意図と違うプレーだったのかもと思いましたが、ハーフナーに関してはパワープレーやコーナーキックに期待して。

どこに采配ミスが?


理にかなった交代だと思います。
結果論で物事を語ると確かに効果的ではなかったかもしれませんが、少なくとも意図は感じました。
解任論や批判が目についたので言っておきます。

これだけ、予選を苦労せず突破したのは恵まれたからではありません。

選手を上手く使ったザッケローニの手腕だからです。
みんな過去の予選を忘れてしまっているんですね、、、どれだけ危ない試合してきたか、、、ジーコ、オシム、岡田さん

固定メンバーの批判がありますが、突破決めてからやる予定なのだと思います。現に、宮市、原口など期待してる選手は何回かよんだ後使ってますしね。そのあと伸び悩んだりしたので定着してないですが。

これからの一年でザッケローニを判断してくださいと言いたい。

直前まで無策なら、本当に失望ですが、今はまだ可能性を感じます。

とにかく、W杯出場決定。おめでとう!